窓の遮熱塗装で電気代を削減
近年、電気料金は上昇傾向にあり、2010年の21.39円/kWhから2022年には34.00円/kWhと、約1.5倍に増加しています。
工場や倉庫では、空調負荷の軽減が省エネ対策の鍵となります。窓からの熱の出入りが建物全体の熱の大半を占めているため、遮熱塗装を施すことで、夏は外からの熱の侵入を防ぎ、冬は室内の熱を保つことができます。これにより、空調効率が向上し、電気代の削減が期待できます。
使用される遮熱塗料
「キノシールド」の特長
遮熱塗装に使用する「キノシールド」は、一般的な塗料にはない高い遮熱性能と耐久性を備えた先進的な塗料です。紫外線カットや結露抑制など多彩な機能を兼ね備えており、快適な室内環境づくりと建物の長寿命化に大きく貢献します。ここでは、その主な特長について詳しくご紹介します。
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高い遮熱性能

日射透過率41.8%、日射反射率5.3%、日射吸収率52.8%と、優れた遮熱性能を発揮します。
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UVカット効果

紫外線透過率0.6%と、99%以上のUVカット効果があります。
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耐久性

フィルムの約2倍の耐久性を持ち、10年の施工保証がついています。
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施工性

ローラー施工により、継ぎ目のない滑らかな仕上がりで、美観を損ないません。
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結露抑制効果

コーティングにより、ガラス面の温度が上昇し、結露の発生を遅らせる効果があります。
窓の遮熱塗装
施工手順
工場や倉庫の窓に行う遮熱塗装は、直射日光を大幅にカットし、室内温度の上昇を防ぐことで空調効率を高めます。その結果、冷房費の削減や作業環境の快適性向上につながり、省エネ対策としても非常に効果的です。正しい手順で施工することで、遮熱性能を長期間維持できるため、コストパフォーマンスにも優れています。以下では、一般的な遮熱塗装の流れをご紹介します。
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step.1下地処理
ガラス表面の汚れや油分を除去します。
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step.2プライマー塗布
ガラス全面にプライマーを塗布し、コーティング剤の密着性を高めます。
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step.3トップコート塗布
ローラーで均一にトップコートを塗布し、遮熱効果を発揮させます。
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step.4乾燥・仕上げ
約1時間で指触乾燥し、施工完了となります。
高断熱・遮熱サッシで工場・倉庫の室内温度をコントロール
工場や倉庫では、夏季の直射日光による室内温度の上昇が作業環境に大きな影響を与えます。遮熱性能の高い高断熱サッシを導入することで、室内表面温度の上昇を抑え、冷房効率を大幅に改善できます。
LIXILの高断熱・遮熱Low-E複層ガラスを用いた内窓「インプラス」の場合、既存の単板ガラスと比べて遮熱性能は約2倍に向上し、室内温度上昇を抑制できます。また、Low-E複層ガラスと比べても断熱性能は約3倍向上し、夏場でも窓付近の温度を低く保つことが可能です。
この遮熱効果により、工場・倉庫内の直射日光が当たる窓付近の室温上昇を抑え、冷房負荷を軽減します。結果として、空調電力の削減が期待でき、作業員の快適性を向上させながら、省エネ効果を同時に実現します。
さらに、遮熱サッシは結露の発生も抑えるため、設備や製品への影響も軽減。工場や倉庫の環境改善とコスト削減を両立できる、効果的な省エネ対策としておすすめです。


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